ようやくフルコンプ。今年六本目。
いやー今回重かったー。とにもかくにも重かった。
読了後の疲労感半端なかったわ。
雑感いきましょうか。ネタバレで。
昨年末に出たタイトルとは言え、自分周辺のプレイ率が意外に高くないので反転表記にしたいところではありますが、反転あまり評判よろしくないのでそのままで。
なので、知りたくない方はお引き返し推奨。ではいく。
久し振りに等身大で重めの話をプレイした気がします。この手の作品がどれだけ少ないかを改めて気付かされた気が。
奇跡とも悪夢とも言えるイベントが発生しますけど、「恐ろしい偶然」で納得出来る範疇。それぐらい「ありえない」世界からはかけ離れた世界。
そりゃまあ突っ込もうと思えばいくらでもあります。こんなもんドラマじゃなきゃありえない、そりゃそうでしょうよ。
その中でもきっちりと最初から最後まで足掻いて足掻いて、奇跡に頼らず身の丈の中で描ききった物語。
相変わらず主人公がやれば出来る子(今回は最初から出来ているのがわかっている子だけど)の丸戸クオリティではありました。
世話焼きお節介主人公ってことで、人当たりの良い「パルフェ」の里伽子という印象がありました。
どうしても氏の作品の自分内最高傑作であるところの「パルフェ」が引き合いに出てしまう仕様は勘弁してくださいましな。
ヒロインの二人はその「パルフェ」のメインヒロインの一人、風美由衣から、「天才」という要素と「天然」という要素を分離させて、「天才」をかずさに、「天然」を雪菜に振った印象。
後半のヒロイン三人は他の作品からの印象が強いかな。
麻理さんは「世界でいちばんNGな恋」の主人公理くんが近いか。仕事は出来るけど他が駄目な人。
小春は「NG恋」のメインヒロインである美都子……かな。
最初にプレイしたヒロインである千晶だけは浮かびませんでした。浮かべようとするとカオスになる。引き合いに出すこと自体いかんのかもしれませんが。
でも自分、その千晶のシナリオが一番好きだったりします。情念の振り方が異常なまでに惹かれる。
緩急の付け方、あそこまで依存させておいて、思いっきり落とすあの展開。
春希の壊れ方はすごかった。というか春希は全体的にすごい声優さんが頑張ったと思います。
声優さんについては後述するのでここは一度切り替えて。
自分はセット版ではなく「IC」をプレイして「CC」を待ち続けた人なので、「仕掛け」に乗ってリプレイしました。
なるほどこういう形で出て来るのかと。
自分の中で、「高校時代は普段目立たない子」という印象を抱えていたので、もっと地味子さんかと思っていたんですが、意外とそのまんまだった。
「CC」の前半は基本、春希と雪菜を中心に付属時代の親友二人が出番の多くを占めているとても狭い世界なので、主人公以外のキャラがヒロインと接する機会が珍しく、新鮮でした。
千晶という奔放なヒロインが、その本性を剥き出しにした時の迫力に引き込まれました。
そして春希ならではの逆転劇。さすがに痛快とまではいきませんでしたが、上手いなーと。
二人目は小春。通称小春希。
なるほど主人公の縮小版。世話焼きでお節介。でもやや詰めが甘い。
ミイラ取りがミイラになり、自分のいた場所を見失うという痛々しいお話でしたが、最後報われたのかな。
正直この話については、二人の行く先が不透明すぎて落ち着きどころに不安が残りました。
単に小春にはもっといい男がこの先出て来るんじゃないかという意味ですが(笑
とはいえ、小春的にはもう春希を手放さないんじゃないかと思うシーンもありましたし。
彼女、雪菜の気持ちを絶対に深く刻んじゃったから、刻んじゃったからこそ、もう春希から離れないでしょう。
春希が蚊帳の外になる展開が多かったせいか、そこもやや消化不良かもしれない。
「肝心なところでも頼らない」という小春の徹底した意志に脱帽するしかありません。意固地レベルか。
三人目は麻理さん。
もうぶっちゃけ大好きです(笑
作中で一番好きな人。もう大好き。
春希が唯一「等身大で甘えられる人」ではないかと。何も考えず、ただ身を委ねていられる人なんじゃないかな。
仕事以外は駄目な人だけど!センスとか最悪だけど!
仕事が出来る、高みを目指している故に孤高、というところから春希は惹かれたのかな。
けど、後半部分自分がどれだけ麻理さんに救われたことか……時折ちらちらと暗躍というかサポートしてくれる演出に泣きそうになったわ。
それとどれだけ信頼されている、心配されていることに泣きそうになったことか…本当海外に引っ張ってもらいたいと思った(笑
最後の逆転劇は痛快でした。あの手は狡い。だからこそ上手い。
この人がいてくれなかったら、自分最後までプレイ出来なかったかもしれない。
CCで登場したヒロインは全員、雪菜に勝利して春希を勝ち取ったようなものですが、春希にはまだもう一人存在を巨大化させている人がいるわけで。
もっとも、千晶と小春はまず問題なく戦うこともないでしょう。問題は麻理さんだ(笑
あの人意外と豆腐メンタルだからなあ(笑)、だからこそ心配ないかもしれませんが。
この三人が大学時代の春希を取り巻き、春希は成長していき、そしていよいよ最終決戦が(そういう話と違う
そう。この三人と結ばれないということは、雪菜がひたすら春希を諦めなかったから。
雪菜はこの大学時代との春希と進んだ道を武器に、ラスボスに立ち向かう。
長くなったので明日に続く。
本日のニュース
●筆順の番号がふられた日本語フォント「KanjiStrokeOrders」 本日のフリーフォント。使いどころが難しい(笑
●グッドスマイルカフェ(松戸店)より閉店のお知らせ アキバのグッ鉄に絞っちゃうってことなのかね。
●表紙絵が蒼樹うめ先生の「小説 魔法少女まどか☆マギカ」(まんがタイムKRノベルス)が発売 なんという卑怯な表紙。これは買ってしまわざるを得ない。
●『まんがタイムきらら』2012年6月号の次号予告で、「けいおん!」が最終回とのこと【グランドフィナーレ】 あずにゃんのわかば組の方はどうなるんでしょうね。ぶっちゃけ自分はそっちの方は続けてもらいたいんですが。
●あだち充 :新連載「MIX」がゲッサン6月号表紙に 「明青学園」のユニホーム姿披露 野球の上杉兄弟と、新体操の朝倉さんが伝説になっているわけですね。
●「孤独のグルメ」最新話、五郎が谷口ジローの故郷鳥取へ 久し振りだなゴロー。
●兄ちゃん! ナムコ・ナンジャタウンで『偽物語』『化物語』のコラボが展開するぜ 時間に余裕があったら覗いてみるかねえ。
●西池袋に日本酒専門店「福ふくろう。」-店長は元東武百貨店酒売り場担当者 本日の池袋情報。日本酒も時々飲みたくなるので、一度足を運んでみたい。
●人気4タイトルのダウンロードカードが同梱された「Xbox 360 250GB バリューパック」が5月23日に発売 人気タイトル要らんからその分さらに値段下げるとかないんですかね。
●バッファロー、ケーブル上に3つのコンセント差し込み口を備えた「Line Tap」 これは面白い。まさに面白アイテム。
本日のオチ
読み返してみて自分の壮絶な書き散らかしっ振りに呆れる。でも直さない(直せ